浄土宗葬送儀礼講座2

亀岡組研修会ー葬儀式②ー平成27年11月7日 亀岡組大円寺住職 大澤 亮我先生
今回は枕経から通夜までの内容です。枕経はいつどうのようなかたちで行われたのか、江戸時代の幕府の寺請制度ではじめられたのではなく先に枕経(枕念仏)があり、そこに検葬(宗門寺住 持から死後死者に頭剃刀を与え戒名を授ける事)が付加さたものです。また入棺前に住持が来て死体を点検(これは傷死毒殺等にては無きや否やを検するにて世法に関わりたる事なり)し検葬(邪宗改めの葬儀)が行われた。当時の寺の住職は検僧葬の役割がありました。また臨終行儀での枕念仏が行われ、傍人の伝「その人(死者)のために念仏し懺悔する」が数名の人で、最後の看病をしながら、病者の息に合せ念仏が称えられた。資料は良忠「看病用心集」、徹心葬送次第集「無縁集」勅伝等を解説されました。