お寺あれこれ 34

年末年始は暖かく檀信徒の皆様のお墓参りが例年より多くお参りになったようです。また年始の挨拶も今年は少し多かったようです。とは言っても当山の場合は、約15件ほどでした。そのうちの半数以上の方が、護持会などの会費納入の為に合わせてご挨拶にこられました。昨年の年末大掃除に本堂の周りの濡縁を雑巾で拭いていますと表面の板が反り雨風や日光で、経年劣化の為、傷むのは仕方ないことですが、本堂を建て直してまだ22年でこんなに傷むものか、数年前に防腐剤を塗りましたが、効果はいま一つでした。気になっていましたので、今回は私住職が気にいった防腐剤(キシデラコール)を購入して、2〜3回重ね塗りをしました。今年は諸堂の木材部分も塗りたいと思っています。わたしのできるところは自分でしたいと思っています。出来ないところは、総代さんと相談して対処していかないと放っておくと思わぬ出費になり大変になります。またこれからは庭木に肥をやり、牡丹の苗にも肥をやらなければなりません。もう庭には紅梅・白梅のつぼみが付き華が咲きかけています。楽しみです。昨年はしだれ紅梅は3月に咲いていましたが、今年は2月中頃には咲くかもしれません。?このブログでお知らせします。話しはかわりますが、昨年は檀信徒の方で、3件墓整理等の相談を受け、実際に墓を整理されて、3件とも永代供養場墓に改葬されました。またご自分の葬儀について、私住職に相談し自分の考えをまとめられ、それをご子息に伝えられたそうです。ご自分のエンディングノート浄土宗版「縁の手帖」を活かしまとめられているようです。(昨年の春彼岸法要で檀信徒の皆さんに配布する)残念ながら「縁(えにし)の手帖」を書かれている方は檀信徒の皆様には配布はしましたが、実際に書かれている方は少ないようです。実際自分自身が葬儀の喪主になると、非日常的な空間であり慌ただしい中、自分の考えもなく業者の言うがままに、推し進められた形だけの葬式になってしまいます。元気な時でないとできません。実際に見積をとることも大切なことです。檀信徒の中で一人でも、実際に行動された方がおられたことは、私住職としてやりがいがありました。この「縁の手帖」はご本人と家族(夫婦・親子)と寺や住職との会話の機会にして頂く手帖でもあります。どうぞわかるところから書き始めて下さい。わからないところは住職にご相談下さい。

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