お寺あれこれ 68

今日は久しぶりに天気が良く保津川に散歩に行く、保津川の河川敷や堤防沿いの工事がもう何年も続いていまる。小橋のところに水仙の群衆があり花が咲き初め春が少しづつ近づいていますが、まだまだ寒風が強く体が冷え切り春が待遠し気持ちです。このところ忙しい日が続きましたが、昨日昔の仲間と食事会楽しいひと時を過ごしました。それぞれ定年後の年金、孫の話し、病気、介護のことなど、この年になると定番の話しとなる。日常生活の話しですが、やはり楽しいものです。次回の予定を約束し、それぞれの健康を願い別れる。
今日は、二男が勤行式(お勤め)の練習に来ます。お経を覚えるには毎日称える以外ありませんが、普段称えるお経(阿弥陀経、仏身願文、四誓偈)以外は、朝のお勤めの時に順次繰り返すことで、頭の中にとどめて置くことがますが、なかなか経文が出てこないことがあり、不安になることがあります。
今月はお釈迦さまの涅槃会です。お釈迦さまの最後の旅では、大病の時に、弟子のアーナンダが、お釈迦さま亡き後、何を頼りとして生きていくべきかを、お釈迦さまに尋ねたところ、『アーナンダよ、この世においては、みずからを島とし、みずからをよりどころ(帰依所)となし、他をよりどころとせず、法を島とし、法をよりどころとなし、他のものをよりどころとせずにあれ』と答えられました。そして最後の言葉が、クシナガラに赴き、二本の沙羅双樹の間に横に臥されて「もろもろの現象は過ぎ去るものである。怠ることなく修行を完成せよ」と弟子たちに告げられたと伝えられています。拠り所=真実の自己と永遠普遍の真理(法)「大般涅槃経」
お釈迦さまの身体は、荼毘に付され、舎利「遺骨」は、ゆかりのあったシャーキャー族をはじめとする八つの種族に分け、それぞれの国に持ち帰って、ストゥ―パ(仏塔)が建てられました。当山も仏教を開かれたお釈迦さまの遺徳を偲び、念仏を称え報恩感謝の涅槃会を2月16日に執り行います。檀信徒の皆さんお参りして下さい。