お寺あれこれ 27

育て方と親子関係 子離れ 親離れ
親はかわいい子供のためなら、自ら汗をかき苦労して得たお金でも子供に使います。一人の子供を育てる苦労は、両親にとって、言葉では語りつくせないほど大変な事です。特に母親は、幼児期には食事や洗濯に、また幼児の遊びにも怪我をさせないよう一緒に行動を共にしなければなりません。親の子供に対する期待は、はじめは健康で五体満足であってほしい、という平凡な願いが、将来自分の子供だけは、社会人として立派になってほしいという願いになり、親の都合に合わせた願いが一つずつ増えていきます。また親自身も将来どうなるかわからず、できれば、先祖代々の家や仕事まで就いて欲しい、親自身の不安から子供を当てにしているのではないでしょうか、同居、病気の時には、葬式は、と色々と世話にならなくてはならず、子供がいなければ、死ぬまで自分の事はすべて自分で処理をしなければなりません。裏返せば、子供を育てた代償に親として思わざるおえない願いごとかもしれません。子供は親の思いも知らず、当たり前のように何の不由もなく育っています。親子喧嘩でもすると子供は、親に対して一人前のことを言うのです。そんな時に親は何のために子供を育てたのか、親は空しく悲しく思うときがあるでしょう。子供は幼少の時には、あどけない笑顔や泣き顔を見せてくれただけでも、親は有難く(親孝行として)思わなければならないことかもしれません。親にとって、子供の時のしつけとスキンシップこそなによりもまして大切です。子供が成人して結婚と同時に、親との同居が不要な嫁姑問題や家族の悩みを起こす原因になっていました。私の考えでは、無理に同居するのではなくお互いの生活がありますから、同居よりスープが覚めない距離に子供が近くに居てくれば、いざという時でもお互い対応がスムーズにいくように思います。いくら子供でも成人になり社会にでれば、個性もでき職場もあり幼い頃の子供ではなく、食事も合わず一緒に同居することは大変ではないでしょうか、世の中には、二世帯三世帯が同居され代々の家訓を守っておられる家庭もありますが、最近はほどんどのお若いご夫婦は親とは別に家を建てられています。私は老後でもできれば、夫婦だけで気ままに住みたいものです。そのためには心も体も健康でなければ生活ができません。また定年後は収入はほとんど私も含め皆さん年金だけで苦しい生活をしておられます。親は子育てが終われば、自分の趣味や現役の時にできなかったことを、やり遂げる時間があります。人生最後まで生きがいと信仰(進行)を持ち進みたいものです。子供は親を当てにせず、自分たちの目標に進んでほしいものです。今日の新聞に、子どもが祖父母に会う機会が「年末年始」が70%と載っていましたが、「女性限定の育児支援サイト504名に対象」さまざまな事情があると思いますが、お爺さんお婆さんをもっと利用して頂きたいと思います。但し私たち老夫婦には孫の教育やしつけには責任はなく、親(子供)の考えがありますから、私たち夫婦はお爺さんお婆さんの役目で、孫を預かり孫の泣き顔や笑顔を見て「一喜一憂」楽しんでいます。ただ事故や怪我には注意し目は離せないのが大変です。話を戻しますが、親は子供に財産を残さないこと、私の父は、先代住職でしたから、寺の維持と生活をするのが精一杯ですから、私たち姉弟には財産分与というものはなく「老僧の遺骨」のみでした。いつも老僧はお前たちには財産は残さんでー、葬儀は頼むでーと言って笑っていたことを思い出しました。親子関係が上手くいかないのは、親が子供を溺愛し甘やかし育て私物化したことや、(私も含め)子供の親への甘えなど様々な原因がありますが、現在の風潮として、戦前の国家や家族制度等はすべて悪者のように否定されて、戦後は民主主義のもと自由と平等と人権の保障が国民に与えられましたが、子供までも権利を主張する時代になりました。世の男性諸氏も結婚をして子供ができれば、夫婦関係より「亭主元気で留守がいい」と母親と子供との関係が強くなり、夫(男性)の存在感もなくなりました。また社会も家族も個人主義的傾向が強く主義主張はされるが、自分の言動には責任をはたさない大人がいます。親も子供も自分だけの考えを通すのではなく、お互いがいい意味で利用し合い助けあって生きていけば話す機会も多くなり親子関係が深まります。親は子供を成人まで育てる責任はありますが、子どもに対して、過剰な期待をせず幼い頃の笑顔や泣き顔をみせてくれただけでも「よし」とし、あとは「おまけ」でそれ以上のことは望まないこと。適当な距離を置きお互い干渉はしない(放任でもない)ことがいい関係を保つ一つのひけつであると勝手に思っています。親の愛は無償でなけれなならないと思います。

 

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