お盆も終わり
お盆も終わり境内を見渡すと、雑草が伸び庭の手入れと草引きをしなくては、と心は焦るのですが、残暑厳しい日が続きますので、夕方苔に水をまき日陰で草引きの毎日です。話は変わりますが、先日お電話がありお墓をお求めにご夫婦で当寺に来られました。予め聞いていましたので、住職から境内墓地規則と墓地の現状を説明いたしました。最近当山では新たに墓所を建てられる方よりも墓地を整理される方が多くある事情も含め、昨今の墓地事情やマスコミ等で、公営・市営墓地・樹木霊園・散骨・コンピューターで管理されたビル墓地などが取り上げています。それぞれに特徴がありますから、十分考えられてご自分にあった墓所をお考えに下さい。と住職から説明しお帰り頂きました。墓地を永代使用しそこに墓碑を建てらえる経費や継承者の事を思うと「当寺の境内墓地をご使用下さい。」と素直に勧められないのが、今の私(住職)の気持です。当寺は形原松平家の菩提寺でしたが、明治以降、他の寺院の檀家で墓所が当寺にある方が昔からおられます。その皆様も境内墓地規則を遵守し環境整備や墓地の清掃美化にご協力ご理解のある皆様に使用して頂いています。しかしながら数件の方がお供え物(缶ビール・生菓子など)をそのまま放置して帰られる方がおられるのは困っています。個々に環境保全等の依頼の通知を出してもまたお供え物がそのままです。ほんとに困ったものです。お供え物はお参りが終れば、供養として各自持ち帰られてから、無駄なく頂くのも「供養のこころ」の一つではないでしょうか。他の檀信徒の皆様も墓参りをされますから、お墓参りの折は掃除はもちろんのこと環境保全にも協力して下さるようお願いしています。いつ参られても檀信徒の皆様が常に気持ちよくお参りができるよう「お互い思いやり」の心で、お墓参りをして頂きたいものです。住職もいつも境内墓地を掃除しております。当寺の墓地を新たに使用される皆様には必ずこの話をしますから、この事も含め境内墓地規則を遵守しご理解を得た檀信徒に限り使用頂いています。合掌
8月 2017のアーカイブ
お寺あれこれ 45
お盆に向けて
寺の庭に年2回造園さんに剪定に入って頂いています。正月前と盆前ですが、特にこの時期は、気を使うところです。剪定ができても、庭の樹木の足元(根本)が雑草が伸びていたら、せっかく剪定しても庭が美しく綺麗に見えません。当山は周りから見えますので、境内すべてに気を使うところです。
例年入って頂いている造園さんには、私のできるところ以外の樹木の剪定をお願いしていますが、経費的なこともこともあり、樹木によっては隔年で剪定をお願いしています。今年も昨年同様の剪定内容でしたが、お願いした盆のための剪定は終わりましたが、盆までに雨が降ると雑草が伸び気が抜けない状況です。お参りの方や檀信徒の皆様が気持ちよく参拝ができることが私にとって、何よりも有難いことで力になります。造園の職人さんは私の長男より若い方ですが、炎天下の中、私がお願いしたことを、限られた日数で、すべてやり遂げる技術とスピードがある方です。若いとは言え、炎天下の仕事はかなりきつい仕事です。今年も無事終わりほっとしています。今月はお盆です。お仏壇や墓の掃除をして、仏壇前や床の間に精霊棚(盆棚)を作り、心からの「おもてなし」をしてご先祖さまと共に過ごし供養してください。光忠寺も8月8日が施餓鬼会です。現在行われている施餓鬼会は私たちの御先祖を供養すると共に、無縁仏や災害、交通事故で亡くなられたすべての精霊を供養する法会です。世界では無差別テロ、民族紛争、飢えで命を落としている多くの人たちがいますが、今一度「いのちの尊さ」を考え、この施餓鬼会に参拝することも意味のあることではないでしょうか。